第二回 節水について
現在、一番節水なのはINAXさんの4L便器です。TOTOさんは4.8L・パナソニックさんは5.7Lです。そもそも、節水に取り組んできたのはINAXさんなんですね。1995年(16年前)には、8L・10L便器が主流となり、2006年に初めて丸洗い洗浄6L便器を、2009年には5L便器を、2011年には4L便器をINAXさんが先駆けて発売しています。P社の5.7LはINAXの6L便器・T社の4.8LはINAXの5L便器を意識して作られています。
問題@ 節水%の対象?
35年前の13L便器を各メーカーさんが対象にしておられますが
当時すでに8L・10L・12Lの便器もあり、13Lのお宅は半分もないのです。
問題A 4.8Lでキチンと汚物が流れているのでしょうか?
いいえ。流れていない場合があるんですよ。
紙が残ったまま!汚物が残ったまま!!結構あるのです。
つまり2回水を流す事になります。4.8L×2回=9.6Lなんです。
問題B 便器から流れた汚物はどこへ行くのでしょうか?
宅内の配水管を通って、外の下水管まで流れていきます。
*メーカーさんの実験(排水勾配1/100 1mで1cm)
T社 4.8L 10m(曲り2箇所)
P社 5.7L 40m
I社 5L 70m(曲り9箇所)
つまりT社では、シングルのペーパーなら10m流れるとの事です。(普通はダブルですよね…)紙が多かったり、汚物が多い場合はどうでしょうか?10年前から宅内排水の基準は2/100です。
もし、勾配が無かったらどうでしょうか?
.古いお宅ではあるんです。今まで13L・12L・10L・8Lで何とか無事に流れていたのに、節水便器では、もしかすると汚物が詰まったり、溢れたり大変な事になるかもしれません!
うんち君の長い旅
メーカーさん毎にそれぞれ工夫して対応しておられますが、対応出来ない商品もあります。何故、メーカーさん毎に排水実験の距離が違うのでしょうか?
4.8L・5L・5.7Lと流す水量はそんなに変わりませんが、大切な事は流す勢いです。
10m・40m・70mの違いは、水を流す勢いの差なのです。
この差は製品製造の違いです。
我が社は、節水便器ならINAXをオススメします。