夏雪草

meadowsweet

Harb
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メドウスウィートは、アスピリンのもとになった、サリチル酸が最初に分離されたハーブです。アスピリンの名称もメドウスウィートの昔の学名から来ています(Spiraeaulmaria)。分離された単一有効成分は、ハーブ全体がもつ穏やかで幅広い効き目を失って、即効性があるかわりに攻撃的になりがちです。アスピリンは鎮痛、解熱作用に優れていますが、胃腸の粘膜を刺激し、場合によっては出血を引き起こすこともあります。メドウスウィートはその中に含まれる複数の成分の相互作用で、胃腸の粘膜を保護しながら、痛みを和らげてくれます。
また、メドウスウィートの名は、蜂蜜を発酵させた酒、ミード(mead)の香り付けに用いられたことから来たと言われています。ミードは日本語の蜜と共通の語源だという説もあります。
メドウスウィートは、中世には、お部屋の芳香剤として床にまき散らしました。その香りは人を快活な気分にすると賞賛されました

効果
抗炎症、抗菌、利尿、抗胃酸
胃酸過多、胸焼け、胃かいよう、十二指腸かいよう、膀胱炎、関節炎